公開日 2018年8月24日 最終更新日 2021年9月16日
こんにちは!英雄太郎です!
2012年にサービス開始されたSNS【LINE】は今や日本人スマホユーザーなら誰でも使っているサービスですよね。
そんなLINEの規約変更でかなり気になる部分を見つけたのでご紹介します。
LINE【情報提供】開始
実は2018年1月15日にLINEによる3年ぶりのプライバシーポリシーの変更が行われていました。
そのなかに「サービス向上のための情報利用に関するお願い」というものが追加されています。
その後もマイナーアップデートが入り、現在は【コミュニケーション関連情報】という項目として扱われています。
因みにデフォルトではこの項目はONになっているはずです!
知らない間にあなたの情報はLINEよって取得されている可能性があります。
どんな情報が取得されているの?
規約詳細を読むと情報収集は以下のために使用すると書かれています。
- 誰とトークしたのか
- トーク相手の情報
- トーク時に使ったスタンプ
- トーク日時
- トーク中にタップしたリンク先情報とアクセス元情報
- トークの既読/未読情報
- タイムラインへの投稿内容や投稿日時
- LINE公式アカウントとのトーク内容
つまり、友達とのトーク内容そのものや画像などの取得はないものの、それ以外の情報はほとんど取得されていることになります。
特に公式アカウントとのやりとりはトーク内容すべてが取得対象になっているため、
「公式アカウントだからいいやw」と誹謗中傷を投げかけたり、個人が特定される写真などを送ってしまっている方はかなり“危険”かもしれませんね…
情報収集はなんのため?
ではなぜこのタイミングでLINEは情報収集をはじめたのでしょうか。
様々な見解があるとは思いますが、間違いなく言えることとしては広告ビジネスのためでしょう。
あなたが使ったスタンプ、送られてきたURLからアクセスした情報を元に、あなたの趣味嗜好を割り出し、それに向けた広告を打ち出そうとしているのです。
これは既にGoogleやyahoo!などの大手サーチエンジンではとっくに実装されていますが、リスティング広告やリマーケティング広告など、潜在的にその商品/サービスに興味がある人を割り出し、そこに「広告っぽくなく」表示させる広告手法やFacebook広告やTwitter広告などタイムライン上に打ち出すSNS広告もかなり主流になってきています。
最近はLINEのトーク画面上部にもこのような広告がでるようになりました!
LINEの収益は最初はほぼゼロから始まり、スタンプ収入、企業からのスポンサー収入、不随するサービス収入、そして広告収入へと拡大されているのだと思います。
また、集めた情報を元に各種企業へのアプローチも可能ですね。
商品やサービスを売る企業側としては個人(顧客)の趣味嗜好やニーズは喉から手が出るほどに有益な情報です。
れが対企業とのやりとり(企業が実施するアンケートなど)ではなく、気の知れた友達とのトークから取得された情報であれば、信憑性もかなり高くなりますよね。
情報漏洩を防げ!設定変更の方法を詳しく解説
とはいえ、FBやTwitterからの情報漏洩は社会問題になっています。
個人情報を守るため、できる対策は打っておきましょう。
1.【ホーム】タブの右上歯車マークをタップ
2.プライバシー管理をタップ
3.【情報の提供】をタップ
4.【コミュニケーション関連情報】【位置情報の取得を許可】【LINE Bacon】の項目をオフにする
これで完了です!お疲れさまでした!
まとめ~自分にマッチする広告が必要な方はONでOK
なんだか知らないうちに自分の嗜好が読み取られ、それによって広告を打たれるというのは、あまり気持ちがいいものではありませんよね。
とはいえ、LINEは国内最大級のSNSであり、今やライフラインといっても過言ではありません。
LINEを手放すのは不可能でしょう!
この設定をしたからと言って、意味があるのかどうかはわかりませんが(実際に某携帯キャリアではユーザーのGPS情報を各民間企業に売っています)知らないでいるよりも知っているほうが、いずれ来る(既に到来している)監視社会を乗り越えるためのツールになるとは思います。
ただ、ご自分の趣味嗜好にあった広告やニュースが自動で表示されるため、そういったものに抵抗がない方、そういう情報はむしろ積極的に取得したい!という方は、OFFにしなくてもいいと思います。
すべては自分次第、ということですね。